菊池龍之さんにインタビュー(Volume76)

0
     

    しばらく間があいてしまいましたが、今回は株式会社コヨーテの菊池龍之さんをインタビューさせていただきました。
     
    株式会社コヨーテ様の仕事の概要や社名の意味・由来などを教えてください。
     
    仕事の内容は、一言で言うと人材採用のお手伝いです。
    大きく分けると2つあります。
    ひとつは、“採用”を自分達で良くしていきたいという方々に対して、採用について学ぶ場を作り、定期的に学んでいただくための「コヨーテクラブ」というものです。
    もうひとつは、個社単位に提供するもので、採用ブランドを作る支援や、人が集まる会社や人が活躍する会社にどうやったらしていけるかの支援など、採用を軸にしたコンサルティングです。
    あまりコンサルティングという言葉を使いたくはないのですが、他に適切な言葉もなく、コンサルティングと言っています。
    事業を始めたのは2011年の8月でして、今3期目の折り返し地点です。
    なんとか徐々に基盤ができてきて、上向きになってきています。
     
    社名の由来をお聞かせ頂けますか?
     
    社名の由来についてですが、アップルコンピュータのようにロゴだけでその会社がイメージできる、というようなものを考えました。リンゴのマークを見たらアップルと分かるように、何かのマークを見たら弊社と分かるようなものにしたいと。
    自分たちの造語ではなくて、何かしら生き物や食べ物にしたいという考えがあり、また、やはり採用にこだわり、軸にしていますので、採用に関わる文言がそこに入っているといいなと考えました。
    自分達では思い浮かばず、創業前からお付き合いがあり懇意にさせていただいているSoup Stock Tokyoなどを運営する株式会社スマイルズの人事部長さんに命名していただきました。
    なぜ「コヨーテ」なのかというと、雇用(コヨー)を提(テ)案すると言う言葉に掛けています。
    また、私も創業メンバーの竹村もアウトドアや野外イベントが好きでして、野生のイメージもありますし世界観も伝わりやすいなと思って、この社名にしました。
    社名は覚えていただきやすく、なんでなんですか?と聞かれて、ネタになるので有難いです。ロゴデザインは大石さんにしていただきました。
     
    仕事の内容についてもう少し深くお聞きしたいと思いますが、
    採用について学ぶ「コヨーテクラブ」について詳しく教えてください。
     
    元々、私は採用の仕事を新卒で入った会社から十数年やっているのですが、実は採用について勉強するという機会が今までありませんでしたし、採用のことを学べる場はなかったのです。
     
    立場的には採用の支援を行う部署にいたのですか?
     
    はい。営業として、お客様に採用のコンサルティングを提供していました。
    しかし、私たちは立場上、採用のプロフェッショナルですから、採用のことについて詳しいはずなんですけれども、体系的に学んでいるのかとか、色んな会社の採用の事例や新しいトレンドを知っているのかというと実は知らなくて、また、ほとんどの会社・人事もそういうことは知らないという状況でした。
    採用の情報は個社ごとの気密性が高く、学術的にも、教育やマーケティングや財務などとは違って、体系化されていないんです。研究されつくされていない状態です。
    ですので、営業の現場でも先輩の見様見真似とか、なんとなく聞きかじったことで提案していましたし、企業の人事担当も、その提案を受けながら採用を作っていくとか、自分たちの聞きかじったことで採用実務を行っていました。つまり、未成熟というか、もっと質の高いことができるはずなんですが、質を高めるような活動もなかったし、学びの場もなかったというのがこれまでなんです。
    個人的にはそういったものがあったら自分も良かったと思うし、企業側もそうだと思います。かつて私がいたような会社の採用コンサルティングももっと提案の質が高くなってより、良い提案ができるようになるでしょうから。ですので、「コヨーテクラブ」は、採用コンサルタントのためでもあるし、人事担当のための場でもある。共により良い採用を作っていくための学びの場なんです。
     
    そうすると、企業の人事担当や、そこに提案をするコンサルタントがお客様ですか?
     
    そうです。その両方です。
     
    具体的なプログラムはどんなものがありますか?
     
    毎月テーマが違いまして、すべて切り口は採用なんですが、例えば、採用におけるテクニックを学ぶという観点で言いますと、面接の技法なんかはベーシックにやっています。
    面接の仕方も、教科書に書いてある内容はそれを見ればいいのですが、実際の現場でベテランの人事担当がやっている面接って、実はなかなか他の人に知られることはありません。密閉された空間の中で、面接官と求職者、お互いがなにしゃべっているか誰にも分からないというのが面接です。
    その30分や1時間の中で人を口説ける人もいれば、人を見抜く人もいて、その人事担当たちは何をしているのかというのを、基本的にはゲスト形式で紹介しています。私がいわゆるコンサルタントとして、こうした方が良いですよというスタイルは採っておらず、実際に優れた面接をやっている方を私たちが探してきて、出演交渉をして、講演をしてもらうと、こういうスタイルでやっていますね。
     
    本を読んでも分からないし、ノウハウとしては入手しづらいことを学ぶ機会があるということですね。それは為になりますね。
     
    他にも例えば、毎月行っているテーマに「人事担当として身に着けたいファシリテーションの技術」というものがあります。会社の社内で一番難しいのは、どんな人が欲しいのかという時に、みんなが色んな意見を言って、結局は抽象論の高い求める人材像ができてしまうという点なんです。明るくて元気で素直な人が良い、とかです。でも、それは他の会社でも言いますよね。具体的にはどんな人が良いんですか?と、きちっと、人事担当が、経営者や営業責任者からヒアリングし、意見をまとめていく力が人事担当には必要なので、ファシリテーションを身に着けていただこうというわけです。
    1時間くらい採用会議をしたときに、ファシリテーターとしてどんな質問をして、経営者や営業責任者からどうやって引き出していけばいいのかなど、そういったことについて、プロのファシリテーターの養成研修なんかをやっている先生に来ていただいて学びます。ファシリテーションのテクニックを学び、そのテクニックをそのまま使って、採用会議を社内で開いてみてくださいと、そのような学びの場を提供しています。
     
    実践的ですね。
     
    このようなことを、月額会費制で、毎月1回開いています。去年からは参加できない方のために、DVDを渡しています。もちろん復習教材としても使ってもらえると思います。
    対象者が経営者ではなくて人事採用担当の方ですので、会社の行事であるとか面接が夜入るなどで、出席できないことがあります。ですのでフォローアップとして行っています。
     
    月額や入会金はいくらですか?
     
    入会金は1万円。月額5,000円です。法人も個人も同様です。
    法人でしたら2人まで参加可能です。
     
    それは安い印象ですね?5倍はとってもおかしくない。
     
    個人で入る方からすると、20歳代で自ら学びたいという方にとってはちょうどいいみたいです。
     
    20歳代の若手起業家ですか?
     
    20歳代の人事担当になられたばかりの方です。
    私たちの対象は、企業規模感で言うと中小・ベンチャー企業が多いのですが、そうすると、人事担当の方に上司がいないケースなどがあるためです。
    この規模が一番採用に苦労するんですが、私たちは、そこに対して何とかしたいという気持ちがあります。
    大手企業みたいにお金使って採用できないですし、知名度もないですし、苦戦しているんです。表現はどうかと思いますが、圧倒的に採用弱者なんです。ここに何かしら手を入れたいというのが根底にあります。だから個人でも参加できるようにしたいと思っての価格設定です。
     
    企業側も応募者から選びたいですけど、応募者側も企業を選びますよね。
    今は売り手市場ですから、中小企業は苦労しますね。
    ちなみに、中小企業の経営者なんかも参加されているんですか?
     
    経営者の参加者は、人材紹介や採用コンサルなど、採用支援会社の経営者の方々です。
     
    メインは若手の方が学ぶ場なんですね?
     
    そうです。人事担当や人事部付けの方です。
     
    総務部長や人事部長はどうですか?
     
    いらっしゃいます。
    「実践的」というのを根底に置いておきたくて、結局、集まる意味やここで学ぶ意味は、アウトプットしてもらうためなので、アウトプットしやすい形で学びの場を提供しています。勉強したことをすぐ実践する人って少ないですが、意欲のない方に教えても意味ありません。根底に、自分で採用課題をなんとかしたいという考えのある人じゃないと実践はしてくれないですからね。
     
    私なんかは行ってもいいのですか?中小企業の社長として。
     
    もちろん歓迎ですが、ケースとしては、経営者の方が「コヨーテクラブ」の存在を知っていただいて、部下の方が来られることが多いです。いろんな会社のいろんな人事担当の方がいるので、そこでの学びがメリットということのほかに、意欲が高く、これから人事担当として組織を変えたいとか作っていきたいという方が多いので、人事担当のネットワーキングを作ることができるからです。
    経営者のネットワーキングはありますけど、人事担当のネットワーキングも大事なんです。人事って孤独で、他の従業員の方から理解されないし、独自の仕事をやっているので、孤立しがちなんです。良いナレッジを共有すれば仕事で使えるってこともあり、連携も生まれていますね。
     
    ありがとうございます。
    もうひとつのコンサルティング・・・ではなくて、支援の仕事内容とは?
     
    コンサルティングと言いたくない理由は、人事系のコンサルティングは外科手術のイメージがあるからです。悪いところを取りましょう。オペをして、体を開いて、悪いところを取ると。で、治したのであとは自分たちでなんとかしてくださいねというスタイルです。しかし実際、人事系の課題解決は時間がかかりますし、人に対することなので、課題が変化していきます。外科で治した部分が他に転移して、また違う病気になった時、またお金かけて手術しますか?というのが人事系コンサルティングではよくあったケースです。見てきた中では、お金かけたけどうまくいかなかったというケースが多くて、なのでそれとは違うということを言いたいのです。
    外科ではなくて、漢方薬を提供する役割というか、お薬屋さん的な存在でいたいなと思っています。
    ノウハウやナレッジや考え方、ツールは惜しみなく渡します。その代わり現場でやっていくのは、人事担当や経営者の方であって、受け身にならずにやってください、と言っています。組織内でヒアリングしてみてくださいとか、巻き込んで下さい、ということをタスクとしてお渡しし、月に2回とか週に1回とか訪問して、状況を共有して、また新しいタスクを渡して、ここにこういうのを埋めてきてください。とか、こちら側からもアイデアを提供して、それ企画書に落としてみましょう。とかです。
    価格的にはコンサルティング会社のたぶん5分の1とか10分の1とかですけど、息が長くその会社と寄り添ってやっていくというスタイルでやっています。
     
    中に入りこんで一緒にやっていきましょう、ということですね。
     
    もう一つ意味があるのが、私たちのナレッジ提供とか、現場ヒアリングなどのそういった場を作ることによって、やっている本人が一番成長してもらえるということです。やはり人事のプロを作りたいという考えがありますので、座学ではなくて、実践でないとダメなんです。私たちはその実践を具体的に支援しています。
     
    コンサルに頼ってしまうことって多いですけど、あなたがやるんだよ、そのために必要なものは渡すよということですね。
    人事のプロを作りたいとありましたが、それが御社の使命ですか?
     
    そうですね。最終的には、あらゆる人が生き生きと働く社会を作るのが自分たちのビジョンではありますが、大事なプロセスとして、企業内で働いている人たちを元気にするキーパーソンは経営者だけでなく、人事担当も大事な存在だと思っています。人に対する課題を解決するのが人事ですから、ここのレベルが高ければ高いほど、良い組織ができあがると、多くの企業を見てきて、そう思います。問題解決力の高い、リーダーシップのある人事担当がいると、そこの従業員の方が幸せになれる、生き生きと働ける環境が作れるのではないかと思っています。
     
    人材採用の支援というより、採用の後の組織や人事の仕組みについて支援する、というのがミッションになるということですか?
     
    切り口は採用ブランドを作りましょうですが、採用を成功させる要因というのはいくつかありまして、表面的には人を集める力とか人を見抜ける力とかですが、もっと重要なのは、採用ができる会社になりましょうという点です。ここが欠落しているケースが多いので、その点を改善する提案をしています。
     
    採用ができる会社とは?
     
    人が集まって、その人が活躍する会社と定義しています。そうなると採用はすごく楽になりますが、いつまでたっても、どうやったら人を集めるとか人を見抜けるとか、採用の前半部分だけで考えていると、採用はうまくいかないという実感があります。採用ブランド作りというのはイコール、中に入っていくことで、どういった人を採ったら良いのかとか、どうやって育てたらいいとか、どういう福利厚生や環境を作ればいいのかなどで、これらもすべて採用ブランド作りに関わってきます。
    また、一番大きいのは離職。採用しても辞めてしまう組織なのであれば、採用を一旦ストップして、人が辞めない組織にすることが私たちが一番最初に手掛けることです。
     
    そういったこともプログラムの中でやりますか?
     
    はい。そうです。どこに課題があるのかを見つけます。
     
    課題が何かを一緒に考えて見つけて。やるのは本人ということですね。
     
    入り口は皆さん、採用困っている、なんです。
    が、なんで困っているのかの原因は自分達では分からなかったりするので、ここから変えないとうまくいかないですよね、という話し合いをしていきます。
     
    毎年、一番の悩みのところですね。採用は時間もお金もかかりますから。
    分かって取り組むのと、分からないままでやっているのとでは結果も違ってくるのでしょうね。
     
    これも格安ですか?
     
    1回のセッションであれば、月額5万円、多いと月額30万円程度ですね。
     
    なぜ起業しようと思ったのか、なぜ人事関係の仕事をしたのか?そのあたり教えてください。
     
    就職は大学卒業して2000年でした。当時は求人倍率0.96倍という超氷河期でしたね。マスコミの仕事をしたいと考えて、大学ではジャーナリズムとか新聞学を勉強していていました。テレビ局や新聞社など、メディアに関わる仕事がしたいと思っていました。
    ただ、勉強していく中で自分で思っていたのと違うという点があったり、就職が厳しいということもあり、どうしようかと悩んだりもしていました。そんなところに、たまたまDMが自宅に来まして、それが就職した1社目のDMだったんです。
    DMには、クラーク博士の「若者よ、大志を抱け」という言葉をもじって、「若者を大志を持って会社を使え」というコピーが書いてありまして、それが印象的で、面白いなと思って説明会へ行きました。当時10名くらいの会社だったんですが、社員全員が説明会にいたくらい熱心に採用をやっている会社でした。全員の顔も見えましたし、事業内容ではなくて、雰囲気と人に魅了されました。自分で何か成し遂げたいという思いがくすぐられたことが、入社を決めた理由ではないかと今では思っています。
     
    自分達の会社を使え!という意味ですか?
     
    会社を利用しなさい!という意味でした。これが働く上での今のベースになった考えで、誰かに指図されてする仕事よりも、大変かもしれないけど、自分でやる仕事の方が楽しいということを教えられました。
    これを100個売ってこいではなくて、お客様が困っていたら、それを自分で解決するために自分で考えて企画してみろという教育でした。
    大企業に入っていたらダメだったと思います。これをやれと言われたら抵抗を示すと思うので、肌に合っていたと思います。
    その会社ではいつも新しいことをやらせてもらっていましたが、すべてが自分の裁量かというとそうではありません。もっと自分の力で勝負したいと思い、起業しようと思い立ちました。
     
    でもすぐには辞めなかったんです。村尾隆介さんとの出会いが2009年の夏にありました。当時、竹村といつか一緒に仕事をやろうと話していたのですが、竹村から、村尾さんという人がいるから会ってみろと言われて、3人で会ったんです。そこで、村尾さんに独立のことを話したら、「何するの?」と聞かれまして、「採用とか教育だと思います」と答えたところ、村尾さんから、「そんな会社はたくさんあるから、何かしら他の会社との違いがないと、路頭に迷うことになるよ」と。むしろやめた方が良いくらいの話をいただいたんです。
    そんな話の中、これができたらやってもいいのでは?というのがブログでした。採用支援をするなら、採用について徹底的に調べて、世界中の採用手法についてブログを書き、毎週アップしてみては?と。そのアクセスが11000を超えて出版社から声が掛かるくらいになったら起業してもいいのでは?とアドバイスいただきました。
     
    ただ、正直、ハードルが高いと思いました。文章については大学で学んでいましたが、個人的に書くことは好きではなくて、竹村と2人でどうする?と話したのですが、村尾さんの言う通り、何かないと起業してもうまく行かない、と思いましたし、やるだけやってみようと考えまして、サラリーマンをやりながら、毎週水曜日にアップすることにしました。これが私たちのビジネスの土台を作ったと思います。
     
    ただブログを始めて、第7話目くらいでネタが尽きてきました(笑)。採用のネタってどこにも落ちていなくて。だから意識的に自分たちでアンテナ立てておくしかなかったんですね。そして、採用だけにフォーカスしようと思っただけで、今までスルーして文章や資料から、採用とか面接とかって言葉が目に入るようになったんです。マクドナルドの藤田さんなどの偉大な経営者の本には、ほんの少し採用について書いてあるときがあって、そういうものも目に留まるようになりました。。
     
    前職のサラリーマンをしながらやっていたので、ブログには名前も書かずに、匿名でアップしていました。そして誰にも知らせずこっそりやっていたので、最初はアクセスはほとんどありませんでした。しかし1年半くらいしてから少しずつ見てもらえるようになり、2年目くらいからは、取り上げた会社の企業人事からなど、たまに問い合わせがくるようになりました。
    好意的に取り上げていますので、皆さん応援してくださいまして、クレームはありませんでした。前述の株式会社スマイルズさんもこちら勝手にアップした記事を、広報の方が気付いて、そこからお付き合いさせていただくようになりました。こうやって、ブログが縁でつながりが出てきまして、出版化についての話も来ました。徐々に反応が見えてきたのが2年超えた頃からです。
    ネタがないない言っている中、週1回のアップを続けて、2年でやっと芽が出始めたのですが、これをどうやってお金にするかとかは考えていなくて、とにかく、アクセスだけを出すことをやっていました。
     
    高い目標をいきなり立てるのではなくて、まずは自分で決めた目標だけを追ってきたと。
     
    商売っ気が出てしまうと面白くなくなると思ったので、これはあくまで情報提供で、他がやらないくらいやっていこうと考えてきました。
     
    最終的にはどのくらいアクセス行きましたか?
     
    34月は10002000くらいは行くようになりました。平均は700ちょっと程度でした。
    2人でやっていたことで、やり切れたのではないかと思います。お互いに頑張ろう!となれました。これが成功しないと独立できないだろうと2人の間で暗示をかけていましたし、アクセスが増えてくるとやりがいにもなりましたね。
     
    独立したいという強い気持ちはあったんですね?
    問合わせなども増えてきて、いよいよ起業ですが、どんなタイミングで?
     
    会社からOK出たタイミングが2011年の8月だったんです。
    震災がありましたが、それによって、なおさら「やりたいことをやろう」という気持ちが高まったこともあります。
    これからこうしていきたいとブログに書くと、読者の方が反応してくれたのですが、会社を辞めればその人たちにも会えるかもしれないと思いました。
     
    最初の12年は試行錯誤でした。1年間は1人でやっていまして、そこでやっていけるかどうかを判断してから竹村にジョインしてもらった次第です。
    最初は、集客については苦労しました。テレアポなどの方法と取らずに、お客様からお声がけけいただける仕組みをどう作りるかに苦心しました。2人でサラリーマン時代に貯金して、1年目の終わりに銀行から1000万円くらい借りて、それがなかったらつぶれていたのではないかと思います。
     
    銀行も事業に魅力を感じたんですね?
     
    そうですね。今までないことをやろうとしているところにお金を出してくれた感じですね。
     
    毎日悩み、試してはやめて、の繰り返しでしたが、長いこと続けられたのが、コヨーテクラブでした。創業して半年でサービス開始したのですが、ブログの読者の方が最初に来てくれたのが嬉しかったです。今でも来られますが、そういった方に会えたのが嬉しく、ブログを読んで仕事に生かしてくれている方には、最大限貢献したいと思っています。それが原動力です。テーマを考えたりゲストを呼んだりなど、本当に大変ですし、収益面でもギリギリ黒字というものなんですが、やり続けられているのは、そういった方がいるからなんです。
     
    大きな柱ですよね。儲かる儲からないの話ではなくて。
    3年目くらいからはどうですか?
     
    3期目にして黒字を出して、さらに成長してきたいという想いです。
     
    最終的にこれからはどうしたいですか?
     
    一杯あるのですが、やりたいことのひとつは、中小ベンチャー企業の支援です。特に人事担当がまだ1名程度だったり、経営者が人事を兼ねているような小さな会社の力になりたいと思っています。実は、私の経験でもあるのですが、10名ぐらいの組織から30名、100名となる過程って、本当に変化が多いのです。だって、組織が3倍、10倍ですからね。そうした成長を下支えする人事戦略は、かなり重要だったりするのですが、そこに人事専門家はなかなかいません。そうした会社に、私たちの力が活きればと思っています。
     
    また最近は、地方で講演をすることがありまして、地方特有の採用課題にも興味があります。地方の採用課題解決は、地方の雇用確保や地域活性にも繋がるので、そういったことに貢献していきたいと思います。
     
    採用の一瞬のタイミングだけではなくて、会社の姿勢を本物にしていこうという意欲が強いんですね。
     
    良い会社だけどその良さがきちんと磨けていない、伝えられていないというところが多いです。中小企業さんの場合、それが顕著で、学生さんや中途さんには伝わっていないですね。うちなんか来ないよね、という企業さんも魅力的なところはあって、こうやれば良いのにというのがあるんですが、客観的に見ないと分からないんですよね。
     
    従来通りの採用のやり方を続けていると、同業他社と比べる機会がなかったり、応募者のの立場になっていなかったり、独りよがりになってしまったりなど、もったいないケースありそうですね。そういったことを見つけてあげたり、助言したりするんですね?
     
    そうですね。採用活動は、マーケティング活動と似ていると思っているのですが、入社して活躍してもらうというのは、商品を買ってもらうという一時的なものではありません。入社を決めた方がファンであり続ける、という視点が大切です。ですから、採用を変えていくことは、実は社内を変えていくということにもつながっていきます。またターゲットを考えると、応募者とお客様は違う場合、お客様に渡すパンフレットと応募者に渡すパンフレットは同じではないはずです。
    パンフレットはお金をたくさんかけて作らなくても、内容と渡すタイミングで応募者の印象に残ったりします。ちょっとした工夫で全然反応も変わってくるのです。
     
    これは難しいところですね。気付いていないのか、分かっているんだけど直せないのか、っていうのがありますね。外から言ってもらうとそうなのか、って思いますね。応募者も言ってくれませんからね。
     
    そうですね。言えませんね。
     
    でも感じますもんね。色んな会社見てますからね。どんな扱いを受けるとか、入社してからの境遇を重ね合わせますもんね。
     
    そうですね。応募者は、文句を言うとかではなくて、次来ないとか、内定をもらっても受け取らないとかという選択をしますね。
     
    村尾隆介さんのアイデアで、肩書きで「世界の人材採用研究家」と謳っていたのが、功を奏しているところがあって、ブログで見つけてきてくれるんですが、マスコミの取材を受けたりとかします。採用前線どうなったとかです。名乗ることによって、自分が研究家でいなくてはいけないという、使命感を勝手に植えつけることができています。
    一昨年はシンガポールに行って、昨年はサンフランシスコに行って、現地の企業訪問などをし、最新の採用トレンドや考え方、これを日本だけでなくて世界の研究家として、ワールドワイドにやりたいなと思います。おかげさまで、このポジショニングでは私が最初だったので、常にその意識を持っていないといけないんです。研究家なのに知らないってわけにはいかないので。
    採用の仕事を十数年やっていて、世界を知れば知るほど日本の採用って特殊で、よくグローバル企業の人事の集まりなんかに行くと、日本の人事担当の話が理解できないと皆さん言います。
    新卒は1万人集めて10人採用するというのが日本の大手ですが、世界のトレンドで言うと、例えばアメリカ・ヨーロッパでは、それって人事担当者の能力低いんじゃないか?と思うそうです。プロは、この10名良いっていう人を連れてくるのが仕事だと。スタンスが違いますね。日本では、経済成長の時代背景に沿った採用だったということもあると思いますが、海外では新卒・中途の概念がないので、とにかく優秀な人を採るというのが採用です。集めた中から採用するのが日本で、欲しい人材を採りにいくというのが海外です。
     
    中途でも、学生でも、種を見つけておくのですかね?
     
    そうですね。そういうネットワークを作っておいたりしますし、また、求職者側もアクティブなので、サイトで見つけて応募するのではなく、自分で企業を見つけて、先輩に教えてもらって、自分でオファーレターを出すとか、お互いが肉食系ですよね。
     
    なぜ海外を調べるかというと、日本も右肩上がりの経済成長が終わってきて、それに応じて雇用の形が変わってきていて、今まで通り大学生全員を受け入れることができなくなってきています。今で言うと、5人に12人は就職できないですよね。
    で、企業は本当に優秀な人を自分たちで採りに行くという、徐々に欧米型にシフトしつつあります。
    今までは海外のやり方は関係なかったですけど、これからは参考になるだろうなと思っています。海外はそのあたりの研究が進んでいるんです。
     
    夢の2つ目3つ目は実現しつつありますね?
     
    そうですね。やっていきたいですよね。
     
    最後に何かありますか?
     
    最近ブログの更新頻度は落ちているのですが、週に1回、メルマガを発行しています。そこでも採用や組織に関する内容を発信しているので、是非登録いただいたイです。また、個別にお困りの採用や人に関わる課題があれば、遠慮なくお声がけいただきたいですね。(info@coyo-te.co.jp)。話していて自分の頭も随分整理されました。大角さん、素敵な機会をいただき、ありがとうございます。

    【大角所感】
    人事採用は企業にとって一番大事なインプットであり、同時に全てのアウトプットの源泉になることだと考えています。菊池さん率いるコヨーテさんのような素晴らしい提案をして頂けたら、もっともっと採用側も応募側もミスマッチなく社会に貢献して頂けるものだと言う事が良くわかりました。これからも是非日本の雇用で最前線でご活躍下さい!このたびは本当に素晴らしいお話をお聞かせ頂き、ありがとうございました。


    新たなブログがスタートしました!

    0
       

      社長ブログは一旦休憩モードに入ります!(リニューアルをお待ちください)

      そして、新たに会社公式ブログがスタートしました!

      是非ご覧ください!!

      URLは、
      http://www.o-smi.co.jp/blog/
      です。


      社長ブログの終了のお知らせ

      0
         2008年2月のスタート、そして2009年6月のリニューアルより続けてまいりました社長ブログの更新を、2014年10月3日をもちまして終了させて頂くことになりました。

        但し、たくさんのご協力を得て多くの記事を書かせて頂いた内容までは消しません。更新は致しませんが、このページは残ります。また、情熱インタビューシリーズは、別ページへの移転を考えておりますので、ご登場頂いた方、これからご登場いただく方には、なるべく早く別途ご案内を申し上げます。

        今後は、株式会社オオスミの社員全員でつくる楽しいブログコーナーを10月中旬にスタートさせますので、ぜひ応援をよろしくお願いいたします。新生ブログでは、会社の案内や仕事の内容、技術者のコラムなど、盛りだくさんの内容で、より皆さまに読んでいただけるブログを目指します。

        今まで本当に多くの皆様に応援を頂き感謝申し上げます。今後共株式会社オオスミをご愛顧頂けますようよろしくお願い申し上げます。

        2014年10月3日(金) 株式会社オオスミ 代表取締役 大角 武志

        △リニューアル時(2009年6月)の第1号ブログ

        イヤーブック・プロジェクト始動

        0

           毎年発行していますイヤーブックの第3号の編集委員会が立ち上がりました。たくさんの方に読んで頂ける楽しい号にしたいと思います!






          英語教室開催中!

          0
             昨日の夕方、希望者を募り英語教室を開催しました。このプログラムは、イングリッシュ・イン・アクションという日本語を使わない英語教室のデモ版です。
             私たちオオスミは、これまでにも20数カ国に及ぶ海外での環境調査・測定業務を行ってきました。今後も新興国の開発は間違いなく進んでいくでしょう。開発が進むと環境に負荷がかかりますので、私たちの業界では、ますます海外でも通用する人財が必要となってきます。
             そこで、まずは英語に親しんでもらうきっかけをつくろうと思ったのがこの企画です。えいごのあき先生(インタビュー記事)に相談し、海外留学では第一人者であるNIC(NIC International College in Japan)さまのご協力を頂き実現した教室となりました。
             普段、なかなか英会話に慣れていない人たちも、5分も経つと笑顔で楽しく会話を楽しんでいました。英語でのビジネスプレゼンをするためには、まずスタンダードな英会話を身につける必要があります。でも、それ以前にもっと大事なことがあると思います。それは『英会話を楽しむ!』ということではないでしょうか?
             今後も、海外で活躍する環境エンジニアのために、会社として多くの機会を創り出していきたいと思います。
                                文・写真:2014.8.12 代表取締役 大角 武志

            菅生周作さんにインタビュー(Volume75)

            0
               情熱インタビュー75人目は、東京都立川市の立川駅前で『和ごころでもてなすヘアサロンcocoro』を経営される菅生周作さんです。どうぞよろしくお願いいたします。

              和でもてなす 

              −まずは菅生さんの経営される美容室『cocoro』について教えてください。

              今年で3年目を迎えた立川駅に近い美容室です。私たちが目指していることは、単なる髪をセットする美容室ではなく、ヘアデザイン・ヘッドスパを通して外見も内面もキレイになり心から幸せになって頂くことです。

               

              −お店の紹介に『和ごころでもてなす』とありますね。こうやって見回しても、とても落ち着く感じの和の雰囲気となっていますね。

              私たちの提供する『和』の雰囲気は、日本の心と、おもてなしを大切に考えてイメージしています。美容室なので美容に関する技術力はあって当たり前なのですが、お客様がいらした時にくつろげる空間になることを目指しました。

               

              −細部までこだわりが感じられますね。

              お店を設計するときにデザイナーさんと、五感で感じる空間演出をテーマに何度も打ち合わせをしながら作り上げてきました。

               

              −何故菅生さんは和にしようと考えたのですか?

              前職のサロンを退職してから、シンガポール、ベトナム、中国、タイ、マレーシア、カンボジアと東南アジアを旅したんです。日本から外に出た時に、改めて日本の良さ、特におもてなしに関する素晴らしい点を理解しました。それをお店のコンセプトにしようと考えたことがきっかけです。

               

              −海外から日本を見直すと良い部分も悪い部分も含めて良くわかると言われますよね。

              はい。他にも、大人の女性がゆっくりくつろげるお店作りを考えていたんです。そういう雰囲気の美容室って、この立川近郊のエリアにはないと感じていたんです。落ち着いてくつろげるお店で長く通って頂きたいなと考えました。そして常時、ヘッドスパマッサージができるスタッフがいることも特徴のひとつになっています。

               

              ボクシングとの出会い

              −それでは、少し遡って、菅生さんの10代の頃のお話を聞かせていただけますか。

              高校に入った時に、畑山隆則選手の試合を見たことと、強くなりたいという思いからボクシングを始めました。どんどんボクシングの世界にのめり込みまして、将来はプロで活躍できたらいいなと思い始めたんです。

               

              −これは部活ではなくてボクシングジムなのですね!?

              実は、高校の時にはボクシング部も立ち上げたんです。インターハイ出場を狙っていたんですが東京都の決勝の時に計量で体重がほんの僅かにオーバーしてしまいまして、その夢は経たれました(笑)。それが3年生の夏で、それからプロに転向しようと決心しました。

              【プロ2戦目 連勝!】 

              −ボクシング一筋を目指そうと思われたのですか?

              いえ、理容室を経営する父からは、ボクシングも良いが他にもちゃんと仕事ができるようになった方がいいと諭され、高校を卒業すると同時に理容学校と美容学校の2つの学校に通いながらボクシングジムにも通う生活が続きました。

               

              −それは大変ですね。2つの学校に通いながらボクサーとしての試合もあるんですよね。特にどんな点に苦労されましたか?

              そうですね、試合が2ヶ月に1度のペースであるのですが、腫れた顔で学校に行ったり、疲れてしまってなかなか勉強が頭に入らないこともよくありました。ボクシングジムも、多くの世界チャンピオンを輩出する協栄ジムに移り、19歳でプロデビューすることができました。その後、引退する21歳までに8戦を戦いました。

              【プロ3戦目 後楽園ホールにて】

               

              −ボクシングから一旦身を引いたのはどんな思いがあったのですか?

              21歳までにチャンピオンになれなければやめると決めていたんです。結局、4回戦C級から、6回戦B級にステップアップしたのですがそこまででした。

               

              美容業界に…

              −その後は美容の業界に進んでいくのですね。

              はい。その後、埼玉にある全寮制の体育会系美容室で働きました(笑)

               

              −体育会系ですか?(笑)

              はい。厳しい美容室でしたが、勉強になりました。1年半務めたのですが、将来独立するために、どうしても都内で仕事をしてみたかったので、23歳で銀座のお店に移りました。

               

              −銀座のお店はどうでしたか?

              経営者の方が多く、とても勉強になりました。それに活気というかパワーを感じるんですね。

               

              −それはどういう時に感じるんですか?

              私たち銀座の美容室に勤める人間は、様々な地方からカバンひとつで人生をかけてくる人たちばかりなんです。また立派な経営者の方たちも、全国から勝負をしに東京に出てきた方たちが多く、その多くの方たちは成功を収めているんですよね。そう言う意味で力がみなぎるというかパワフルな空間だなと感じることができました。

               

              −本気の意識が高いんですね。そこでどのくらい勤められたのですか?

              6年間お世話になりました。この6年間は刺激を受ける人との出会いもたくさんありました。ブランディングを学ぶきっかけとなった村尾隆介さんとの出会いも、実はこのお店だったんです。

               

              −そうですか?村尾隆介さんのブランディングのセミナーを通して、私も菅生さんと知り合うことになったことを考えると、人との出会いやご縁というのは大切ですよね。さて、いよいよ独立に向けた取り組みを開始される時期になってきたのでしょうか?

              6年間お世話になったお店を29歳の時に卒業したのですが、元々29歳という年齢目標は掲げていたんです。少しは自信もついてきた頃です。

               

              旅立ち〜起業独立

              29歳。まずは辞めてどこからスタートされたのですか?

              まずは旅に出たんです。どんなサロンにしようか?どこに店舗を出すか?そういうことを考える旅です。

               

              −何故、日本ではなく東南アジアで考えようと思われたのですか?

              東南アジアに元々興味があったというわけではなく、たまたまでした(笑)。マレーシア、ベトナム、中国、カンボジアを見て回り、現地でビジネスをしている日本の友人に相談した時に、『やりたいことをやりたいようにやればいいじゃないか』と言われたんです。実は当初、出店先は日本に限らず海外も視野に入れていました。しかし、いろいろと考え、まずは地元でもある立川で勝負してみようかと思い始めたんです。

               

              −その後、シンガポールやタイなどにも行かれたわけですよね。アジアの国を廻ってみてどうでしたか?

              まず、自分が知っている世界の狭さにびっくりしました。また、日本は恵まれているということ。そして、チャンスは平等にあるということを実感しました。

              【カンボジアでのヘアカット】

              【世界一と言われるカンボジアの夕日】

               

              −そしてこのお店を立ち上げられたのですか?

              お店を探している時に、ちょうど東日本大震災が起こり、最終的には1年待ってから、2012310日にここでお店を開店させました。

               

              −事業を始めるとなると、経営にはつきものの財務面のご苦労もされたと思うのですがいかがですか?

              貯めてきたお金だけでは難しいので、地元の信用金庫さんに相談にのってもらいお世話になることができました。経営者としての実績も何もない私を信用してくれ、融資してくれることに感謝しています。

               

              −おそらく情熱が伝わったんだと思うのですが、どうやってその思いを説明されてきたのでしょうか?ここは将来起業家を目指す若い人たちにもとても大事な部分だと思うのですが、ぜひ聞かせてください。

              はい。まずは目指すターゲット層、つまり大人の女性に対するアンケートを行いました。ここ立川で美容室に通っている大人の女性の方たちは何を思っているのか?何を求めているのか?まだ実現できていないことは何か?このアンケート結果から出てきた答えは、“くつろげる美容室・落ち着く美容室がない”ということでした。ガヤガヤしてうるさい。マッサージが下手…など多くのお客様の声から、自分の目指す店づくりを行ってきました。

               

              −マッサージが下手ということも考え、ヘッドスパマッサージが専門に出来る人もここにいるわけなんですね。

              はい。そうなんです。金融機関に対しては、そんなアンケート結果から導き出した計画を詳細に立て、なぜここに普通より高い装飾を施さなければならないのか?なぜ細部にまでこだわるのかを徹底的に説明しました。

               

              −髪を切ったりセットしてもらったりするだけではなくお客様を交えた交流の場も作っていると聞きましたが。

              cocoro collegeという名前で、現在は年4回の勉強会を実施しています。題材は例えば『正しい頭の洗い方』、『頭皮の正しいケアの仕方』、『スタイリング・レッスン』など、私やスタッフが講師となってお客様とのコミュニティーを作っています。

               

              美容師さんが安心して働ける場をつくる

              cocoroが次に目指すことについてお教えください。

              お店を始めた理由の一つに、美容師さんが安心してきちんと働けるお店を作りたいということがあります。美容室の95%は個人事業主です。私自身が経験したのでよくわかるんですが、休みは週に一度だけ。朝早くから夜遅くまで働かなければならない環境など、美容師にとって美容室業界は結構過酷な状況なんです。だから入ってもすぐに辞めてしまう人も多いんですね。

              こんなに素敵な仕事なのに労働環境の悪さで人が育たないというのはもったいないと思うんです。まずは自分の美容室を法人化して、きちんと社会保険に入ってもらうことから始めました。ただ、そうすると収益面もきちんと確保しなければなりません。現在は模索しながら進んでいるところです。一般の会社と同じようにしていきたいんです。楽しく働いてもらうことを目指したいんです。スタッフが気持ちよく働けることで、お客様にも気持ちよくなっていただけるものと信じています。

               

              −素晴らしいですね。世の中に多くの美容室がある中で、菅生さんと一緒に働けるスタッフの方たちは幸せですね。

              心からそう思ってもらえるサロンを目指します。

               

              −他には目指していることなどはありますか?

              そうですね。模索中ではありますが、髪を中心としたヘアサロンから、髪だけではなくライフスタイル・プロデュースみたいなことがチーム運営できる会社を目指したいと思います。お客様のライフスタイルを支える役割です。例えば、『食』や『健康』などもキーワードになるかもしれませんね。ただ、思い込みではいけないので、やはり大人の女性の方たちが考えていること、お客様の声を大切にお聴きしていきたいと思います。

               

              −ありがとうございました。美容室という枠を超え、広い視野で捉える菅生さんの視点は同じ経営者としてとても勉強になりました。

               

              【大角所感】

              新たな事業を創造する上で一番大切なことは、顧客の声を聴くことだと教わったことがあります。菅生さんはお店作りにおいても、またこれから目指す社会的意義と貢献度の高い事業においても、この基本的事項を本当に丁寧に扱っていらっしゃると感じました。

               

               自分が何か新しいことをやろうとするとき、どうしても独りよがりになってしまったり、周りの意見を聞き入れず頑固になってしまい柔軟性を失うなんていうこともあるかと思います。でも、菅生さんは、自分の軸を大切にしながらも柔軟性に富み、お客様のことを真剣に考える素晴らしい経営者なんですね。だからこそスタッフの幸せや笑顔の大切さも知っている。ご自身が経験してきた様々な辛いことや苦しいことをバネにチャレンジし続ける菅生さんにエールを送るとともに、一緒に学ばせていただいていることを誇りに思います。


              安全大会2014

              0
                平成26年度安全大会を行いました
                7月1日〜7日は全国安全週間です。私たちは建設現場や工事現場での仕事が多く、また、分析室においてはガラス器具や危険物の取り扱いを行っています。当然ながら、私たちオオスミだけではなく、お客様と一緒に、そして取引業者様と一緒に『安全』を作って行かなければなりません。

                職場における労働災害防止活動の大切さを再確認し、積極的に安全活動に取り組みます。6月は安全週間に先駆けた準備月間。オオスミのお仕事にご協力頂いております多くの取引業者様と安全大会を行いました。

                大会後の懇親会でも、とても貴重なご意見をお伺いできました。これからも災害防止に力を入れてまいります。



                (文:代表取締役 大角武志)

                プレゼン・スピーチ練習発表会 in YOKOHAMA 2014を開催しました

                0
                  株式会社オオスミの幹部勉強会『オオスミ大学』の夏講座は、プレゼン・スピーチ練習会でした。500名収容のホールに我々だけではもったいないと、広く呼びかけを行わせていただいたところ、総勢34名のスピーチを行うこととなりました!

                  1人に与えられた時間は6分。6分で伝えたいことを伝え、理解してもらうためには、かなりの削ぎ落としが必要です。

                  高校一年生のガールスカウト(レンジャー)さんから、60代までと年齢層も幅が広い素晴らしい発表会となりました。来年は、満席での会にできたらいいなと考えています。また企画をいたしますので、みなさんのご参加をお待ちしております!(代表取締役 大角武志)


                  46期のテーマは『健康』

                  0
                    株式会社オオスミの第46期のテーマは『健康』です。健康なくして仕事はできず!

                    そして、我々ビジネスマンにとって必要なのは『目標』です。目標なくして成果出ず!

                    どうせ目標を建てるなら、少し高いところを狙う方が良い・・・と言われることが多いですね。

                    ということで、今年も歩いてきました! 100kmウォーキングエクステンション


                     

                    大会主催者データによると、

                     参加者 477名

                    筑波スタート者数419名

                    20km(筑波)到達者数 417名

                    40km(岩瀬)到達者数 402名

                    60km(筑波)到達者数 343名

                    80km(土浦)到達者数 261名

                    100km(ゴール)到達者数 249名

                    最終完歩率 59.4%
                    だそうです。

                    高いか?低いか?
                    制限時間が今年から厳しくなったことを考えると、とても高い完歩率だと思います。

                    でも、もうひとつの意味合いを考えてみました。

                    手を挙げて、チャレンジするためにエントリーを実際にした人。

                    関心のない人や、そもそも出るつもりのない人は別として、

                    出ようかどうしようか迷っている人の中で、実際にスタートした419名は、

                    その時点で素晴らしいと思うんですね。



                    まず、やってみる。

                    やってみてから考える!

                    熟考の上、動かないというより、

                    動いて失敗(もちろん成功すれば尚素晴らしい)する人の方が

                    魅力を感じてしまうんですね!

                    だから私もチャレンジし続けたいと思います。



                    話が逸れましたが

                    『健康』

                    大事にしていきたいですね。

                    加治木里紗さんにインタビュー(Volume74)

                    0
                       

                      情熱インタビュー第74号は加治木里紗さんです。加治木さんは、株式会社イベントレンジャーズのブランド・マネージャーを務めています。将来の夢はかっこいいママになること。今年になってご結婚もされ、大変な仕事との両立をするなど、まさに目標に向かって着々と成果をあげるビジネス・パーソンです。そんな加治木里紗さんのインタビューを開始したいと思います。

                       

                      −まずは、イベントレンジャーズさんがどんなお仕事をする会社なのか?そのあたりから教えていただけますか?

                      大きく分けて3つの事業があります。まず最初にイベントコンサルティングのお仕事ですが、これはセミナーやイベント、シンポジウムなどの企画から運営までトータル的にお手伝いさせていただくお仕事。二つ目は、セミナー開催時などの事務局の代行サービス。そして三つ目の事業は、イベントストアと言いまして、イベントに必要な機材等をお貸し出しするサービスです。

                       

                      −そのような会社の中で、加治木さんはどんな役割を担っているのですか?

                      はい。私は、事務局代行とイベントストアの仕事を行いながら、会社のブランド・マネージャーも努めています。

                       

                      −ブランド・マネージャーですか?それはとても責任重要なポジションですね。

                      当時、弊社の社長は広告関連業界の先行きは、決して明るいものではないと危機感を持っていました。受身ではなく、時代を先読みし、変化を起こしていかなければ!と。

                      そんな背景もあり、私のブランディングを勉強したいという申し出にOKを下さりました。

                       

                      −そこで村尾隆介さんのブランディング・セミナーに通い始めたのですね。

                      はい。そのことが会社を変えていくことのきっかけになり、助けになりました。これから生き残るためには、単に請負の仕事を待つだけではだめで、どんどんこちらから発信していく会社にならなければならなかったのです。ですので、思い切った2社の合併、社名の変更、そしてブランドイメージの刷新にも着手していきました。

                       

                      −今まであったものを突然変化させていくことって簡単ではないですよね。

                      はい。社内でも多くの抵抗がありました。『今までのままでいいじゃないか』、『名刺のデザインを元通りにして欲しい』などなどたくさんありました(笑)。でも、世界観を統一するためには、全員でやり遂げなければなりませんので、社長を始めブランディングチームとしては、何とか理解してもらおうと必死でした。

                       

                      −浸透させていくために特別なことをされてきたのですか?

                      他社のブランド・マネージャーの方に相談しました。『何をやるにも、批判はつきものだし、心が折れそうになる時もあるけど、信じてやっていれば必ず外部から認められてくるよ。』と応援していただき、とても心強くなりました。

                       

                      −外部ですか?

                      例えばこんなことがありました。どうしても二つ折名刺に抵抗を持つ人がいたのですが、ある日自分が尊敬しているお客様にその名刺を大変褒められたそうです。それから徐々に「あ、これもありなんだ!」と自信がつき、考えを変えてくれたことがありました。

                       

                      −人間は、現状維持しようとする安定を好む動物で、新たなことをするのに拒否から入ってしまうのは仕方がないということを聞いたことがあります。でも成功の積み重ねでブランド・マネージャーとしての信頼も築いていったのですね。

                      それが当たり前になってしまえば、反対していたことさえ忘れてしまうこともあると思います。

                       

                      −他には成功させるコツはありましたか?

                      そうですね、当時会社の中でも私が一番年下でしたので、なかなか伝える時に難しいという場面もありました。そういう時はうまく社長や上役の方から伝達して頂きました。まだあまり得意ではないですが、伝え方はとても大事だと思います。誰から伝わるか、どんなタイミングで、どんな方法で伝わるか・・・

                       

                      −ブランド・マネージャーだけの責任にせず会社のトップと一丸になってリブランドをするという現れですね。

                      非常に心強く、助かりました。

                       

                      −少し加治木さんの内面にも触れてみたいと思いますが、イベント関連の仕事に着くまでのご自身の歴史についてお聞かせいただけますか?

                      実は、私は法律家になりたかったんです。大学の法学部に入り司法試験を目指していました。法律相談部という部活にも入っていまして、現役の弁護士の方と一緒に一般の方々の相談にのるという活動をしていました。泥沼離婚劇だったり、大変な詐欺被害にあった事件ですとか、とにかく色々な案件を担当しました。貴重な経験で何よりの勉強になりました。しかし、そういう案件に関わることによって私も被害者の方と一緒になって落ち込むことも多かったです。

                       

                      −大変な被害に遭われた方の気持ちになって考えることができる優しさを持っているからでしょうね。

                      でもあるとき気づいたのです。そういう案件に関わりながらも、周りのメンバーたちの中には『この案件はとても面白いね!』、『やりがいがあるね!』と目を輝かせている人がいるのです。こういう人たちが法律に携わって行くのだろうなと思い、私はこういう仕事に向いていないかもしれない、もっと視野を広げてみようと思い始めました。

                       

                      −使命感をどこで感じるか、人によって違いますからね。

                      それから、法律は法律でも、法政策の分野を知るために議員インターンをはじめました。

                       

                      −議員インターンですか?

                      はい。東京都の杉並区の区議のお手伝いをさせて頂きました。

                       

                      −具体的にどんなことをされたのですか?

                      主には商店街の町おこしのお手伝いをしました。シャッター通り商店街になってしまった元気のない商店街の活気を取り戻していくというプロジェクトです。経営的な仕組みも変えましたが、お客様目線での大きな変化は商店街をまるごと“沖縄”というテーマで統一化したことです。ロゴ、町の雰囲気、流れるBGM、外装、出店店舗、商品、言語、イベント内容、食品、等々・・・。今思えば、それこそ商店街の“リブランディング”でした。

                       

                      −どんなことを学ばれたのですか?

                      このプロジェクトを通して、学んだことは、大きなプロジェクトへの人の巻き込み方です。区議会委員さん、地域住民の方々、ボランティア、アーティストさん等々、本当にたくさんの方が関わっていました。たくさんの方に賛同を得られるために必要な要素はこのとき学んだ気がします。

                      プロジェクトが進むにつれて、最初は頑なで、わたしたちにも決して好意的ではなかった商店街の方たちの表情が、少しずつ少しずつ変わっていきました。リニューアル・オープニングイベントの前日、70代くらいのお店のご主人が『人生、生きていた中で今が一番楽しい』と言って下さったことが今でも忘れられない思い出です。

                      大変な努力の日々が報われた瞬間でした。

                       

                      −その後どうですか?

                      インターンシップの期間は1年ぐらいでしたが、今でも時々遊びに行きます。元気なみなさんの姿が見るのがとても嬉しいです。

                       

                      −その後就職されたのですね。

                      コンサルティング会社に就職したのち、転職して現在の会社に入りました。

                                       

                      −それでは、今後の加治木里紗さんの歩む道についてお教えください。

                      1つはストレスケア・カウンセラーの資格を持っていますので、これを生かせる活動が少しでもできたらと思っています。社会貢献活動の1つとして。もちろん今の仕事を続けていきながら、そこにプラスしていくことができたらと思っています。

                      「個人と組織の活性化」がわたしの2030代のテーマかもしれません。実際、大学3年の就職活動の時から言っていましたし、そこはブレてないですね。

                      そして、いつかもしも子どもを授かることができたら、「ママみたいにかっこいい大人になりたい」と言われるのが夢です。

                       

                       

                      −ありがとうございました。これからもブランド・マネージャーとしてのご活躍を期待します。また、加治木さんの夢が叶いますよう応援しています。

                       

                      (大角所感文)

                      ブランド・マネージャーの仕事は、簡単ではありません。その会社のイメージを作り出し、定着させ、成果をあげるまでの責任を持たなければならないからです。言ってみれば経営トップの代役といってもいいでしょう。そんなブランド・マネージャーを若くして、また男性の多い業界社会の中で引き受けていった加治木さんの苦労は計り知れないものがあります。しかし、同時に、いつも笑顔でパワフルな原動力を持つ加治木さんだからこそ、この仕事をやり遂げてきたのだと私は思いました。これからも是非ブランドを高める仕事を通して、そこに憧れを抱く若手に夢を与えてください。インタビューをさせて頂き、ありがとうございました。


                      | 1/29PAGES | >>

                      calendar

                      S M T W T F S
                            1
                      2345678
                      9101112131415
                      16171819202122
                      23242526272829
                      30      
                      << September 2018 >>

                      selected entries

                      categories

                      archives

                      links

                      profile

                      search this site.

                      others

                      mobile

                      qrcode

                      powered

                      無料ブログ作成サービス JUGEM